beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » こ http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 GOKIGEN SOUND http://www.beatfreak.jp/interview/23725/ http://www.beatfreak.jp/interview/23725/#comments Fri, 08 Jul 2011 03:32:22 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=23725 『ゴキゲンサン 〜365日のドライブ〜』でメジャー・デビューするGOKIGEN SOUND(ゴキゲンサン)。音楽に興味をもったきっかけや影響を受けたアーティストなどのルーツを紐解きながら、アルバムに込めた思いに迫る! 7月2日より「LETTER feat. 湘南乃風」を皮切りにアルバム曲がレコチョクにて連続独占先行配信中!!]]> 01_GOKIGENSOUND_610350

7月27日に、アルバム『ゴキゲンサン 〜365日のドライブ〜』でメジャー・デビューするGOKIGEN SOUND(ゴキゲンサン)。音楽に興味をもったきっかけや影響を受けたアーティストなどのルーツを紐解きながら、アルバムに込めた思いに迫る! 7月2日より「LETTER feat. 湘南乃風」を皮切りにアルバム曲がレコチョクにて連続独占先行配信中!!


 まずは、音楽そのものに興味を持った時期と、そのきっかけを教えていただけますか?

GOKIGEN SOUND:思いっきり原点に戻ると、小学生の頃、両親の車で聴いたさだまさしさんの「関白宣言」です。当時、カセットテープではじめて聴いて“おもしろい曲だな~”と思いましたね。歌詞カードがなかったので、聴いては巻き戻すというのを繰り返して、自分で歌詞を書き写したりしていました。その部分だけテープがすり減って、音が少し悪くなってしまったのを憶えています。

 本格的に音楽に目覚めるきっかけになったというINFINITY16さんと出会う前には、どんな活動をされていたんですか?

GOKIGEN SOUND:クラブでラップを歌っていました。“韻を踏む”ということが楽しくてかっこ良くて、友だちとダンサー/DJ/ラッパーのグループを組んで女の子にモテようとしていました(笑)。はじめた動機は不純でしたが、懐かしい青春ですね。まぁ今も青春していますけど! 当時はこんなにも真剣になるとは思っていなかったです。

 ひとりでプロを目指そうと思った一番のきっかけというと?

GOKIGEN SOUND:やっぱり湘南乃風の存在が大きいですね。当時、みんながかっこ良く英語を発音できていた中で、俺だけ「それどういう意味?」とか言っていて。“このままでは力不足だ! 多少の英語は勉強しなくては”と思っていたんですよ。その頃に、“自分が歌い手としてなにを伝えていきたいか?”を真剣に考えるようになって、“ひとりの人間として、気持ちを表現したい”と思うようになったんです。グループで活動すると、どうしてもゆずらなければいけない部分が出るんじゃないかな〜と思ってしまったし。それからソロで活動することになって、それまで以上に本気で取り組むようになったんです。

 なるほど。そして約1年半、レゲエの本場・ジャマイカで修行されたとのことですが、現地ではどんな毎日でしたか? 印象的な出来事を教えてください。

GOKIGEN SOUND:今思うと、良くやっていたな~って思うんですが…ダウンタウンと呼ばれるような場所の廃墟に、ジャマイカンに手伝ってもらってドアと窓をつけて、電気をひいて、ベッドをつくって住んでいたんです。で、最初は「タダでいいよ」と言われていたのに、いざ家ができたら「俺は良いんだけど、うちらのボスがさ…」って言い出して、結局3ヵ月で150ドルを請求されたんですよ。それでもめちゃめちゃ安いんですが、支払うたびにそのジャマイカンの洋服が新しくなっていくのがおもしろかったですね。結局ボスには一度も会えませんでしたし(笑)。

 (笑)。そして、帰国後も精力的に活動されて、今作でメジャー・デビューというわけですが。アルバムができあがった今の率直な気持ちはいかがですか?

GOKIGEN SOUND:うれしいです。それと同時に“はじまるぞ”って言う期待でわくわくしていますね。

 “人生の1コマ1コマをドライブのように楽しんでもらいたい”という気持ちが詰まっているとのことですが、これはGOKIGEN SOUND自身もそうやって人生を楽しんでいたいという思いが反映されているんですか?

GOKIGEN SOUND:そうですね。もちろん僕自身、楽しいことだけじゃなく、不安や絶望と闘ったこともあります。それでも“人生、ヘコんでいてもしょうがない! 自分で生みだしてしまった感情は、自分でしか取り除くことができないんだ!”と思っているので、歌にして嘆いている部分もありますね。それもある意味、楽しんでいるのかもしれないですが(笑)。もし同じようにネガティヴな思いをもっている人がいたら、カラオケなどで歌ってその思いを解消して、ごきげんになってくれたら良いなぁ~と本気で思っています。

 収録曲の中で印象的だったのは、10曲目の「親父」。父親をテーマにした曲はあまり多くないので、すごく新鮮でした。この曲を書こうと思った、具体的な出来事があったのでしょうか?

GOKIGEN SOUND:子どもの頃はケンカもしたし、口をききたくない時期もありましたが、この歳になって親父の偉大さに気づき、一番尊敬するべき人だと思ったからですね。具体的な出来事というと…アルバム制作期間中に実家へ帰った時、母が楽しみにしているアイスクリームを親父が食べようとしたら「ダメよー。あなたは買う係なんだから(笑)」と言われていたことですかね(笑)。もともと決めていたことですが、今思えば“ファースト・アルバムには親父の曲を入れよう!”と決意を固めた瞬間だったかもしれません。

 「線香花火」は、♪一学期の始め桜舞う校庭 大和撫子がやってきた♪など、具体的なシチュエーションが浮かんでくる歌詞が多いですが、実体験が元になっているんですか?

GOKIGEN SOUND:この曲は、ほぼ理想です。転校生を好きになったことはありますが、片思いだったので。昔の思い出を思いっきり美化した曲ですね(笑)。

 では、今のご自身の気持ちがよく表れているなと感じるのはどの楽曲ですか?

GOKIGEN SOUND:「カム・カム・ギミ・ギミ」ですね。あの曲は、僕の中に登場する、「どんな時にもこの精神でいろ!」とアドヴァイスしてくれる“もうひとりの自分”を神様と崇めて、祈っている曲なんです。…わかりづらいかもしれませんが、僕はいつも客観的に自分を見つめられるように“もうひとりの自分”をつくるように心がけているんです。デビューをして、ひとつひとつ冷静に仕事をしなければいけない今、僕の心境に一番近い歌だと思いますね。

 とくに制作が難航した曲といえば?

GOKIGEN SOUND:「New starting over」ですかねぇ~。歌詞はすぐできたんですけど、なかなか気に入った音にたどり着けなくて、何度も何度もアレンジャーの方にお願いしてしまいました。頭の中にあるリズムを口で説明するのって、本当に難しいんですよね…。結局、途中でできかけていたものが良いってことになり、最後は思いどおりの曲ができました!

 プロデューサーである若旦那さんは、プロデューサーでもあり10年来の仲間でもありますが、今作を制作するにあたってどんな意見交換をされたのでしょう?

GOKIGEN SOUND:若旦那は、僕から言葉を引き出してくれるんですよ。たとえば「親父」も、「ゴキの親父の生い立ちを歌詞にしてみたらおもしろいんじゃない? 大学とかでてる人?」って感じで。若旦那と少ししゃべっただけでアイデアが浮かぶことも多かったですね。制作が進んでいっても結構自由にやらせてもらって、良ければGO、悪ければ話をしてアドヴァイスをもらいながら進めました。「ここはもう少し嘆く感じが良いと思うよ」って、僕自身の実力も上げていくことも常に考えてくれていましたね。

 leccaさん、湘南乃風、Metisさん、MUNEHIROさんをフィーチャリング・アーティストとして迎えていますが、そのきっかけや理由は?

GOKIGEN SOUND:湘南乃風は、昔からの友人であり、僕の目標。僕がデビューする時には“ぜひ一緒に歌いたい”と思っていたのでお願いしました。MUNEHIROは、現場も一緒になることが多くて、一緒に飲んだり話したりする友だち。「この曲、一緒にやろー」っていつも盛り上がっていて、この曲もその流れですね! Metisとleccaは、今回はじめて一緒に制作しました。ふたりとも魅力的で素敵なアーティストなので、“一緒に曲づくりできたらなぁ”って思っていた方々。制作中も、恋愛の話をしたりして楽しかったです。

 GOKIGEN SOUND自身は、楽曲制作の際にいつもどんなことを重視していますか?

GOKIGEN SOUND:“やさしさ”ですね。音楽は癒しだと思っているので、“自分が言われたらどんな気分になるか”っていうことも考えながら、できるだけやさしい言葉で歌をつくりたいと考えています。

 “こう書いたら、こう思われるかな?”など、リスナーの気持ちはすごく意識されるほうですか?

GOKIGEN SOUND:意識していますね。さっき言ったように、僕は“やさしい”音楽が好きでそういう音楽に癒されてきたから、傷ついている人や人生に不満がある人とできるだけ同じ目線で歌をつくっていこうと心掛けているんです。“誰でも聴ける”、そして“誰でもGOKIGEN SOUNDを口ずさめばごきげん”、それが僕の曲づくりのテーマです。

 最後に、アルバムの中で特に注目して聴いてほしい部分を教えてください。

GOKIGEN SOUND:う〜ん…やっぱり“人間らしさ”ですね。誰もが思いそうなことを歌にしているつもりなので、自由を求める姿、今を生き抜こうとする姿、誰かを愛すること、誰かに愛されたい孤独…人生のいろいろな場面に遭遇した時の気持ちに、注目してもらいたいです。


INTERVIEW:Ai Kishino


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『ゴキゲンサン 〜365日のドライブ〜』
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http://www.beatfreak.jp/interview/23725/feed/ 1
後藤真希 http://www.beatfreak.jp/interview/23434/ http://www.beatfreak.jp/interview/23434/#comments Tue, 14 Jun 2011 04:24:51 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=23434 『LOVE』をリリース! バラードからダンサブルな曲まで、さらなる進化をとげた“歌手・後藤真希”の魅力が凝縮された全5曲を収録。オリジナル曲の作詞をすべて手がけ、自らの言葉と歌で、彼女にとっての“愛”を表現!!]]> 01_GotoMaki_610350

後藤真希が5月4日、ニュー・ミニ・アルバム『LOVE』をリリース! バラードからダンサブルな曲まで、さらなる進化をとげた“歌手・後藤真希”の魅力が凝縮された全5曲を収録。オリジナル曲の作詞をすべて手がけ、自らの言葉と歌で、彼女にとっての“愛”を表現!!


 本作はタイトル通り“愛”がテーマになっていますが、“愛”をテーマにしようと思ったのはなぜ?

後藤真希:アルバム制作の初期段階では、スタッフとの話し合いで“TRUE(真実)”をテーマにつくることになっていたんです。でも、制作していく過程で、でき上がった歌詞を読み返してみたら、4曲とも“TRUE”であると同時に、“愛”を歌った内容になっていて。

 では、最初からそのつもりではなく、結果的にという感じ?

後藤真希:そうですね。最初から愛というか恋愛ソングとして書こうと思ったのは「会いたい」だけで。 “TRUE”というテーマで書いていったら、私が今までに受けた愛や、逆に自分が他人に注いだ愛というのが、自然と出てきたんです。

 オリジナル曲の作詞は後藤さんがすべて担当していますが、自分から志願して?

後藤真希:最初に2週間という期間をいただいて、その間にどれだけ書けるか、自分ひとりの力で頑張ってみて、そこから他の作詞家さんに協力を仰ごうと思っていたんですけど、やってみたら2週間の間にすべて書けてしまったんです(笑)。今まで作詞っていうと、1ヵ月以上時間をかけて、ようやく1曲仕上がるっていう感じだったんですけど、今回はすごく書きやすかった…というか語りやすかったですね。“TRUE”がテーマだったので、自分の中にあるものを素直に出していけば良かったので、すんなりいったんだと思います。

 今作の歌詞を書く上で特にこだわった部分などはありますか?

後藤真希:特にこだわったというわけではないんですけど、今回は“僕”目線の曲が多いかな。自分の中で、“僕”は“守りたい”、“私”は“守られたい”ってわけているんですが、今回は“守りたい”っていう気持ちが強く出ています。唯一“守られたい”と思って書いたのが、恋愛ソングの「会いたい」です(笑)。

 “愛”というと、ほとんどの人は“男女の愛”が真っ先に思い浮かぶと思うんですけど、後藤さんはどうですか?

後藤真希:もちろんそれもありますけど、“家族との愛”だったり、“友達との愛”だったり…いろいろあるじゃないですか。“男女の愛”も、一緒にいる間は温かくなりますけど、冷めちゃうことの方が結果として多いというか。それよりも、親友とか、すごく近くにいる人と会えなくなっちゃうことの方が、ここ数年は切なく感じるようになって。そういう気持ちで書いたのが「ねぇ、、、」なんです。

 「ねぇ、、、」は、誰かに語りかけるような曲ですが、歌う時に具体的にイメージする相手はいますか?

後藤真希:いますよ、もちろん。この曲に限らず、イメージをちゃんと頭に置きながら歌詞を書いているので、レコーディングの時も相手を思い浮かべながら歌いました。「lalala」は、今まで一緒に頑張ってきた仲間やスタッフ、友達、家族、ファンのみんなに向けて書いた楽曲なんですけど、相手が複数いる場合は、テイク毎にイメージする人を変えて歌ってみたり(笑)。

 DVDに収録されている「ねぇ、、、」のミュージック・ビデオは、通常盤とドン・キホーテ盤で内容が異なりますが、個人的にはどちらの方が好き?

後藤真希:難しい質問ですね。画的には同じシーンを使ったりもしているんですけど、内容は全然ちがうので…。ドン・キホーテ盤は、私が歌っているシーンは入っていなくて、イメージ的な感じ。通常盤は私が歌っているシーンが入っていて、それぞれに良さがあるんですよ。

 1曲カヴァー・ソングとして「空と君のあいだに」が収録されていますね。

後藤真希:“TRUE”や“LOVE”っていうテーマで考えた時に、何か自分と重なるものを歌いたいなと思って。“何がいいだろう?”って考えていた時に、ふとこの曲が思い浮かんだんです。それで改めて歌詞を読み込みながら原曲を聴いたら、“こういう人がほしい”って思える、私が求めている人が歌詞に描かれていたんです。“僕”と“君”って出てくるんですけど、私は“君”になりたいんだなと。

 歌う上では、どんなところを意識した?

後藤真希:原曲は(中島)みゆきさんの世界観が完成されていて、それがすごく強いんですけど、私は“僕目線”ではなく“君目線”で歌っているので、そういうところでヴォーカルのちがいを出せたと思います。

 疾走感のある「your song」は、聴いていると力の沸いてくる応援歌という印象を受けました。

後藤真希:この曲は、今作の中で唯一自分に向けて書いた曲なんですけど、聴いてくれた人たちがこの曲で励まされたり、背中を押すような1曲になったらいいなと思っていたので、そう言っていただけるとうれしいです。

 自分に向けて書こうと思ったのはなぜ?

後藤真希:人は誰でも、日々生活していく中で、歩きにくい時ってあるじゃないですか。前に進みにくいとか、立ち止まりたいなって思うときもあるし。でも、そう思っていても、“明日”っていうのはやってくる。そんな気持ちの時に、自分の中から出てきた歌詞で、私もみんなと一緒なんだよっていう。同じ人間で、同じようなことを考えて、同じことを思いながら生きていて、誰かの手が必要な時もあるんです。歌詞では“君”って書いているんですけど、それは“もうひとりの自分”で、その“君”に“頑張れよ!”って言って、自分で自分を励ますような、そんな曲がほしかったんです。

 今作は歌詞から“素の後藤真希”が伝わってきましたが、ジャケットもナチュラルな感じが出ていますね。

後藤真希:今回のジャケットに求めたのは、そのナチュラルさと温かさでした。撮影は半日かけて、朝昼夕にわけて行なったんです。通常盤が2形態とドン・キホーテ盤が1形態で、全部で3形態あるんですけど、それぞれ朝昼夕の写真を使っています。全部自然光で撮っているので、写真から自然の温かさを感じてもらえたらうれしいです。

 “後藤真希”名義の作品は、今作で3作目になりますが、すべて5曲入りのミニ・アルバムになっていますね。この形態には、なにかこだわりがあるんですか?

後藤真希:特にこの形にこだわっているわけではないです。ペース的には半年に1回、作品をリリースしたいなと考えていて、シングルよりはミニ・アルバムの方が聴く人にとってお得かなって(笑)。形態にはこだわっていないですけど、収録する作品には、毎回すべてにこだわってつくっています。今作も、久しぶりに作詞をさせていただいて、いろんな“愛の形”を書けたと思っていて。25年間生きてきた中で、自分が感じたこと、今までに思ったこと、これからこうしたいって思うことを言葉にしました。今回、作詞をしながら、人間は生まれてからすぐに愛を知るから、愛がなきゃ生きていけないっていうのを改めて感じて。“愛って大事なんだよ”っていうのをこのアルバムから感じ取ってもらえればうれしいです。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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『LOVE』
後藤真希
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¥2,625(tax in)

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Coco d’Or http://www.beatfreak.jp/interview/22546/ http://www.beatfreak.jp/interview/22546/#comments Wed, 06 Apr 2011 04:55:09 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22546 『Coco d’Or 3』(3月9日にリリース)は、彼女のジャズに対する情熱が伝わってくる作品に仕上がっている!]]> 01_CocodOr_610350

SPEEDのhiroこと島袋寛子が、’04年にスタートさせたジャズ・プロジェクト、Coco d’Or(ココドール)。約5年ぶりのリリースとなるアルバム『Coco d’Or 3』(3月9日にリリース)は、彼女のジャズに対する情熱が伝わってくる作品に仕上がっている!


 Coco d’Orとして、約5年ぶりのニュー・アルバムがリリースされますが、まずは心待ちにしていたファンの方々にひと言お願いします。

島袋寛子:やっと、みなさまのもとに作品を届けられることになりました。この機会に恵まれたことを本当に心から感謝しています。今作は“原点回帰”ということもテーマに、COLDFEETのお2人からサポートを受けながら、ゼロから組み立てています。選曲に関しても、私が歌いたい曲を選ばせていただいて、そこから、アルバムの形を見つけていきました。

 選曲は、どのようなことを基準に?

島袋寛子:私がいつも聴いているスタンダード・ナンバーを軸に、ポップスを数曲取り入れています。ポップス曲に関しては、“マシューズさんがどうアレンジしてくださるのか?”という期待感を胸に選ばせていただきました。

 今、お話に出たデヴィッド・マシューズは、グラミー賞の受賞経験もあるマンハッタン・ジャズ・クインテッド(以下MJQ)のリーダーでもありますが、今回はどのようなご縁で?

島袋寛子:COLDFEETのお2人が、MJQのメンバーであるルー・ソルフさんととても仲がよくて、そこからつなげていただいたんです。ニューヨークのジャズマンたちの音楽を身近に感じられる最高の機会を目の前にして、飛び込まない理由がありませんでしたね(笑)。マシューズさんは、優しくて、とても気持ちのよい素敵な方で、作品づくりでは厳しさもありましたが、音楽にお人柄が出ていると思います。

 ルー・ソルフやケニー・アッシャーなど、参加ミュージシャンも豪華な方々が顔を揃えていますが、一緒にお仕事をしてどんなことを学びましたか?

島袋寛子:“優しいおじさまたち”といった印象だったんですが、楽器を手にすると大変身して“音を楽しむことが音楽”ということを再認識させていただきました。音楽に対して貪欲な一面にも、とても刺激を受けましたし、それでいてすごく自然体なところが驚きでした。ニューヨークの街で音楽をされている方々が、“どんな姿勢で音楽に取り組んでいらっしゃるか”という興味が大きくて、今作はニューヨークでレコーディングを行なったんですが、本当に大きな経験になりました。

 「Unforgettable」は、ナタリー・コールのヴァージョンではなく、ナット・キング・コールのヴァージョンに近い歌い方をされていますね。

島袋寛子:緊張感を大事にして、感情的になりすぎないよう語るように歌いました。

 「Don’t know why」は、ノラ・ジョーンズの代表曲でもありますが、オリジナルに対してはどんな思い入れがありますか?

島袋寛子:この曲も大好きな曲でよく聴いていたので、歌わせていただけることへの感謝の気持ちを大切に歌っています。ノラさんのスペシャルな歌声が、大好きなんです。

 「Alfie」は、DVDにミュージック・クリップが収録されていますね。

島袋寛子:終始リラックスしながら撮影ができました。大好きなニューヨークの街で、大好きなジャズを、大好きな方々と一緒に感じられる毎日がとても幸せで…。その様子を映像に残せて、本当によかったと思います。

 「Carnival」は、ゆったりとしたアレンジと、ささやきからだんだんと情熱を増していく歌い方が印象的でした。

島袋寛子:そういう感情の高ぶりは意図していなくて、知らないうちに自然と高まっていっていたんだと思います。なぜかアメリカの移動遊園地で愛をつぶやく女の子の映像がずっと頭の中でぐるぐるしていたので(笑)、この曲はつぶやくように歌いたかったんです。それでCOLDFEETのお2人にディレクションしていただきながら、形にしていきました。

 「Tea for two」は、MONKEY MAJIKのMaynardことblanc.とデュエットされていますね。

島袋寛子:ずっとMaynardさんの歌声が好きで、この曲のデュエットにぴったりだと思い、お願いしてみたところ引き受けてくださって本当に感謝しています。デュエットする時には、いつも“寄り添うように”ということを大切にして歌っています。レコーディングもとても楽しく進みました。

 「Come on a my house」は、ひと節だけ日本語詞が混ざっていますが、このアイデアはどんなところから?

島袋寛子:日本語の♪なんでもかんでも あげましょう♪というこのフレーズが、とても印象的でインパクトがあったので、“そのまま日本語で歌いたい!”という思いからです。すごくいいアクセントになったと思います。

 「All of me」は、壮大な歌い方が特徴的で、ミュージカルの出演経験が活かされていると感じたんですが、hiroさんにとってミュージカルはどんなフィールドですか?

島袋寛子:私にとってミュージカルの場は、いつものスタイルとは全然ちがうので、学ぶことが多く、とても鍛えられています。歌、演技、ダンス、すべての要素を必要とする場なので、本当にすごいお仕事だなと思います。

 4月にはソロ・ライヴ『HIROKO SHIMABUKURO★歌うたい2011』が開催されますが、今作の収録曲も披露するんですか?

島袋寛子:このライヴでは、hiro名義の楽曲や、邦楽のカヴァーをさせていただく予定で、ゆったりとした時間にできたらと思っています。Coco d’Orを歌う予定は今のところないんですが、このライヴとは別に、Coco d’Orのライヴをやりたいと思っているので、楽しみに待っていてください。

 “ジャズ”の魅力を改めて教えてください。

島袋寛子:ジャズからは、いつも“自由”を感じます。これからもいろんな楽曲に触れ、たくさんのミュージシャンの方々とご一緒していけたら幸せです。いろいろなことに挑戦していこうと思っているので、みなさんも一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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『Coco d’Or 3』
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『Coco d’Or 3』
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倖田來未 http://www.beatfreak.jp/interview/22425/ http://www.beatfreak.jp/interview/22425/#comments Mon, 28 Mar 2011 10:35:38 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=22425 『Dejavu』をリリース! デビュー11年面の倖田來未が新たな一歩を刻む、2部構成の新たな世界を堪能しよう!!]]> 01_KODAKUMI_610350

3月2日、倖田來未がニュー・アルバム『Dejavu』をリリース! デビュー11年面の倖田來未が新たな一歩を刻む、2部構成の新たな世界を堪能しよう!!


 ニュー・アルバム『Dejavu(デジャヴ)』は、前半と後半で雰囲気がちがう構成になってます。まず、2部構成にした理由を教えてください。

倖田來未:デビュー10周年という区切りを終えて、いわゆる洋楽よりのR&Bだけに一気に振り切ってしまうやり方も考えられたと思うんですよ。でも、私はやっぱり、みんながカラオケで歌えるような曲も大切だし、倖田來未としてカッコいい世界観を提示するR&B系の曲も歌っていきたいと思ってて。要は欲張りなんですけど(笑)、その2つを両立させるためにはどうしたらいいかって考えたときに、前半はずっとダンス・チューンでノレる曲、後半はポップで歌える曲っていう2つのパートにわけたいなって思ったんです。

 前半には、シングルだと「POP DIVA」と「Lollipop」が収録されています。

倖田來未:「POP DIVA」は、洋楽テイストなのにキャッチーであるっていう、今、私がやりたい音楽が詰まった曲で、今後の活動の軸にもなりえるナンバーだと思うんですよ。「Lollipop」は、本格的なヒップホップ系のサウンドで、歌詞はエロティックで女性上位っていう、久々に倖田來未らしい世界観を存分に発揮した曲。浮わついた男性にだまされないでっていう内容なんですけど、そういう男性をひっくり返してやる! っていう気持ちがありつつ(笑)、男性にも「見た目がかわいいから連れてるっていうだけでなく、ちゃんと心から人を愛せないと幸せになれないよ」ってことを伝えてるんですね。

 Ne-Yoのプロデュースを手がけ、シンガーソングライターとしても活動しているB・ハワードとのデュエット・ナンバーもありますが、彼とコラボすることになったきっかけは?

倖田來未:ライヴで来日したときに挨拶をしに行ったら、すごく気に入ってくれて。「曲を書くよ」って言ってくれた1週間後に3曲も送ってくれたんです。そのうちの1曲の歌詞を考えているときに、デュエットがいいなと思って、彼に提案をしたら、すぐに賛成してくれて。主人公は、最後の恋だと思っていた相手に浮気されてしまった女の子なんですね。でも、彼は浮気はしてないって言ってる。もちろん、優しい嘘も必要かもしれないけど、もしもふたりが本当の愛で結ばれていたとしたら、それを乗り越えるパワーがあると、私は思ってて。だから、例え私が傷ついたとしても、本当のことを言ってから別れてほしかったっていうストーリーになってますね。

 後半にはラブ・バラード「好きで、好きで、好きで」や「あなただけが」が収録されてます。カラオケ・ランキングでは、「好きで、好きで、好きで」が「愛のうた」に続く人気曲になってます。

倖田來未:それはすごくうれしいですね。繰り返しになりますけど、私は、歌謡曲やJ-POPと言われるような楽曲も歌っていきたいと思っているんですね。みんなの心に真っすぐに突き刺さるメロディ・ラインの曲も残していかなければいけないっていう意識があるのと同時に、倖田來未の音楽の根本には、「POP DIVA」のように、聴き手にインパクトを与えるダンス・ミュージックもある。だから、このアルバムの後半においては、メロはキャッチーだけど、サウンドがカッコいい曲をつくってみるのはどうだろうっていう提案をさせてもらっていて。

 具体的にはどういう提案をしたんでしょう?

倖田來未:わかりやすくいうと、例えば、アニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌「Hey baby!」が入ってるけど、この曲は、メロディはポップだし、誰もがカラオケで歌える曲なんだけど、アレンジやサウンドを洋楽寄りにして、カッコ良く響くようにハンドリングしてるんですね。そういう意味では、体でノレる曲とカラオケで歌える曲のバランスがうまくとれたんじゃないかと思ってて。私にとっては、新しいチャレンジでもあったけど、今は、みんながどんな反応を示してくれるかが、すごく楽しみですね。

 歌詞から想像する女性像も前半と後半でちがいますよね。例えば、「Bambi」を聴くと、ガールズトークの中心にいる普段の倖田來未が目に浮かぶように、後半の方が普段の倖田來未に近い印象を受けました。

倖田來未:この曲は、「恋のつぼみ」の大人ヴァージョンっていうイメージなんですね。いつもはパキパキと物事を決める強い女性が、彼の前では子鹿ちゃんのようにプルプルしてしまって、失敗ばかりしちゃう。そんな恋をしている乙女たちに、私が代表して、みんなが幸せになるように魔法をかけるっていう。できれば、「私にも誰か魔法をかけてほしい!」という訴え系の曲でもありますけどね(笑)。

 (笑)「ちょい足しライフ」は、テレビ朝日系の情報バラエティ「お願いランキング」内の人気コーナー「ちょい足しランキング」への特別出演がきっかけでつくった曲ですか?

倖田來未:そうですね。ちょい足しに出演してるADの中尾ちゃんが、ほんとに私のファンで、ライヴにもチケットをとって来てくれてる子だったんですね。その番組に出たときに、中尾ちゃんにがんばってもらえるような曲をつくりたいなって思って。“ラブ”と“ちょい足し”がテーマになってるんですけど、要は、一気にすべてを変えるのは無理だけど、少しずつ足していけばいいんじゃないかってことを歌ってるんですね。少しずつ痩せていこうとか、少しずつ料理を覚えようとか、少しずつ部屋を片付けられるようになろうとか…。今の自分にちょっとだけ足していけば、いつかはすごく成長できるんじゃないかっていうことを書いてますね。

 アルバムのタイトルを“デジャヴ”にした理由は?

倖田來未:“デジャヴ”には、“正夢”っていうイメージがあると思うけど、フランスに「Tu as dejavu」(英語だとYou have seen)っていうことわざがあって。“前にも同じような辛いことがあったけど、今までも乗り越えてきたでしょう”っていう意味があるんですね。それは、先行シングル「POP DIVA」で歌った、リスクを背負ってでも高いハードルを乗り越え続ける女性像ともリンクしているし、この10年間でたくさんの辛い経験を乗り越えてきた私自身の心にもすごく響いたんですね。それに、次のツアーのイメージもあって。

 すでにアルバムリリース後のツアーも見据えた制作だったんですね。

倖田來未:そうですね。昨年はアリーナ・ツアーだったんですけど、今回は、今まで行けなかった土地にも足を運びたいなっていう思いがあって、4年ぶりにホール・ツアーにしたんです。だから、その空間でいかにエンタテインメントを見せるかっていうのをずっと考えてて。倖田來未らしいホール・ツアーを見せたいっていう思いがあったからこそ、アルバムに激しい踊りを見せることができるダンス・チューンやR&B系の曲を増やしたんですね。前にも見たことがあるような気がするけど、はじめて見たような感じもする。まさに、“正夢”を実現したような空間のなかで、今までに見ていた倖田來未とはちがう倖田來未を感じてもらえるようなライヴにしたいなって考えてます。


INTERVIEW:Atsuo Nagahori


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となります

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倖田來未 http://www.beatfreak.jp/interview/19777/ http://www.beatfreak.jp/interview/19777/#comments Mon, 18 Oct 2010 07:57:01 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=19777 『KODA KUMI LIVE TOUR 2010 〜UNIVERSE〜』を、そして10月13日には初のカヴァー・アルバム『ETERNITY 〜Love & Songs〜』をリリースする倖田來未。2つの作品に込めた思いをここに紹介!!]]> 01_KODAKUMI_610350

10月6日には、最新ツアーの模様を収録したDVD『KODA KUMI LIVE TOUR 2010 〜UNIVERSE〜』を、そして10月13日には初のカヴァー・アルバム『ETERNITY 〜Love & Songs〜』をリリースする倖田來未。2つの作品に込めた思いをここに紹介!!


 アルバム『UNIVERSE』を引っさげてスタートした全国ツアー『KODA KUMI LIVE TOUR 2010~UNIVERSE~』。ずっと「アーティストであるのと同時に、一流のエンターテイナーでありたい」と公言してきた倖田來未が、何より重きを置いているのが、五感をすべて使って楽しめる“ライヴ”だ。今までも「観客に楽しんでもらうためならどんなコトでもできる」と、危険なパフォーマンスにも果敢に挑戦。そんな彼女のステージは多くの人を魅了し高い評価を得てきた。
 今年でデビュー10周年。今回のステージは、実績を重ねてきた彼女の集大成といえるエンタテインメントに仕上がった。ツアーは全国20カ所で行なわれ、総動員数(横浜スタジアム含む)20万人と過去最高の記録を残している。

「アルバム『UNIVERSE』は、昔から公言している“私はミラーボールのような女性になりたい”という言葉からヒントを得て“さらに幅広い光を放てる女性になれるように”そして“その光がもっと遠くへ届くように”という想いを込めて“無限大”の可能性を秘めた“宇宙”という言葉をタイトルにした作品。今回のツアーはそれがベースになっているので。会場にいるみんなを宇宙旅行に連れ行こう!! という想いから構想がスタートしたんです」

 彼女がライヴにおいて大切にしていることは“非日常の世界”。はじまった瞬間に、日常の中にある辛いことや大変なことを忘れ、子供心に戻って思う存分楽しんでほしい。それが彼女の願いだ。そのために、今回はこんな新しい試みに挑戦している。

「今までは、割と全体的にドラマティックに展開していくステージが多かったんです。でも、会場に遊びに来てくれた小さな子が悪魔や魔女のおばあさんが出てきた映像を見て泣いてしまうんです(笑)。そこから、またちがうアプローチを考えはじめたんですね。勉強も兼ねていろいろなショーをみたり、いろんな方のステージを見たときに、ひとつ気付かされたことがあったんです。それは“メリハリ”。ドラマティックで神秘的なステージの間にピエロが出てきて観客を笑わせたりする…その“休憩時間”的なステージの存在が、さらに本編のカッコよさを際立てているんですよね」

 また、こんな意外なステージからもインスピレーションを受けたとか。

「それは、志村けんさんのステージなんです。志村さんって、津軽三味線を弾かれるんですけど。それが本当にめちゃくちゃカッコいいんです!! その姿に引き込まれて酔いしれているそのときに…パッと後りを振り向いたらお尻が丸出しになっていて(笑)。それを見た時に思い切り爆笑したんですけど、それと同時に、とても感動したんです。私は、エンタテインメントってたくさんの感情を揺れ動かすものだと思っているんです。志村さんはあっという間に感動と笑いを観客に提供した…なんて一流のエンターテイナーなんだろう!! と本当に感動したんです」

 心が和らぐ面白い時間があるから、ドラマティックなステージが映える。笑いがあるから感動が映える。観客としてそんなエンタテインメントを体験し、今回は、5部構成で進んで行くそのステージとステージをつなぐ映像は“ユーモア”を強く意識して構成した。

「私の中で、’07年の『KODA KUMI LIVE TOUR 2007 ~Black Cherry~』を超えられない、という想いがずっとあったんですけど、今回はちがう角度からアプローチすることで、またちがうステージとして、それを超えることができたように思えるんです」

 そんな新たな境地に達したステージを収録したDVDには、本編のほか、ニュース仕立てでライヴの裏側を伝えるメイキングDVDと、ダンサー&倖田來未による副音声を収録。タイ料理をつまみながら、かなりギリギリ&赤裸々に裏のまた裏側を語っている(笑)。ライヴはもちろん、そんな+αのお楽しみにまで…今作は倖田來未の“遊び心”つまった1枚に仕上がっている。
 そして、10月13日にはデビュー10周年にして初の挑戦!! カヴァー・アルバムをリリースする。実は今作の構想&選曲は2~3年前からスタート。

「ずっと前から、いつかカヴァー・アルバムを出したいなって思っていたんです。念願叶ってやっと現実になった、というのが今の率直な感想です」

と微笑む。

「そもそも、私が歌手を目指すきっかけになったのは母が歌う姿。実は、デビューするまではほとんど洋楽を聴いたことがなかったんですね。私のルーツは母が歌う懐メロであり、カラオケで歌う邦楽であり…歌謡曲で育っているんです」

 自分の世代だけでなく、母親の世代の歌謡曲にも触れるなかで、彼女が感じたのは“世の中にはたくさんの歌い継がれている名曲が存在するんだな”ということ。

「デビュー10周年を迎えて自分のルーツをあらためてたどりたいという想いもあったんですけど、それと同時にこんな想いも。20代には20代の、30代には30代の、40代には40代の…それぞれの世代の人々の中にずっと存在し続けている名曲がある。世代を超えた音楽の交流というか、互いの世代の名曲に触れることで“世代を超えて受け継がれる名曲が世の中にはたくさんある”ということを、より多くの人に知っていただけたら、そんなきっかけをつくれたらっていいなって思ったんです」

 ラッツ&スターの「め組のひと」、MONGOL800の「小さな恋のうた」から山口百恵の「さよならの向う側」まで…今作には幅広い年代の名曲が収録されている。そのなかには、ほぼ原曲に近いアレンジの楽曲もあるが、多くの楽曲に倖田來未らしいアレンジがほどこされ、今の時代にあった楽曲に生まれ変わっている。

「やるからには“私が歌う意味”も大切にしたかったんですけど…実はアレンジが原曲を超えることができずに、カヴァーするのをあきらめた楽曲もたくさんあったんですよね」

 2~3年という時間がかかったのもそれが大きな理由。結果、当初、予定していた楽曲とはまったくちがうラインナップになった、と語る。

「今の私では越えられない楽曲、そして、アーティストがたくさん存在する…今回の制作作業は自分の未熟さを知るきっかけにもなったと同時に今の自分の新しいエネルギーにもつながったんです。自分が未熟であるということは、まだまだ、この先に歩むべき道があるということ。また、たくさんの名曲に触れたことで“私も歌い継がれる名曲を残したい”という気持ちが強くなった。今作のアルバムをきっかけにまた新しい目標に出会うことができたんですよね。それはアーティストとしてとても幸せなことだなって」

 “いつか、また世代のちがうアーティストに自分の曲をカヴァーしてもらえたらうれしい”。そう語り、“いつの時代も死なないメロディ”を目指したいと微笑む倖田來未。彼女がこれからどんな名曲を世に送り出してくれるのか楽しみだ。


INTERVIEW & TEXT:Miwa Ishii


02_RZBD-466823_130
●DVD2枚組
10.06 On Sale
『KODA KUMI LIVE TOUR 2010 ~UNIVERSE~』
倖田來未
RZBD-46682〜3
¥5,250(tax in)

03_RZCD-46674_130
●ALBUM
10.13 On Sale
『ETERNITY ~Love & Songs ~』
倖田來未
RZCD-46674
¥3,059(tax in)

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後藤真希 http://www.beatfreak.jp/interview/15110/ http://www.beatfreak.jp/interview/15110/#comments Fri, 06 Aug 2010 06:32:39 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=15110 『ONE』から、彼女の第2章がスタートする。]]> 01_GotoMaki_610350


エイベックスに移籍後、ravexやSWEET BLACKプロジェクトなどに参加し、その歌声を聴かせてくれていた後藤真希が、いよいよ本人名義での作品をリリース。7月28日、ミニ・アルバム『ONE』から、彼女の第2章がスタートする。


 エイベックスに移籍してから約2年、“後藤真希”名義で作品がリリースされます。今の率直なお気持ちを。

後藤真希:本当に久しぶりのリリースなので、素直にうれしいです。ファンのみなさまには、本当「おまたせ☆」です。

 ravexやSWEET BLACKプロジェクトでの活動/経験をどのように活かしていこうと考えていますか?

後藤真希:プロジェクトをきっかけに、好きになってくれた方がいると聞きました。この『ONE』で、良い意味での裏切り方ができたらいいですね。

 ミニ・アルバムのタイトルは『ONE』ですが、このタイトルに込めた思いとは?

後藤真希:ひとり、ひとつ、1枚目、イチから、などいろいろな意味で当てはまるように。

 SWEET BLACKプロジェクトの取材の際には、“後藤真希という名義でみんなに歌を届けていく時は、いい意味で何も考えずに自分らしさを出していけたら”と言っていましたが、今作で出せた“自分らしさ”は、どんな部分だと思いますか?

後藤真希:ナチュラルな自分。ウソや誰かにこびることはしない。少しずつでも前に進もうとする。そんな部分です。

 “カラオケで唄いたくなるJ-POP”をコンセプトに制作されたそうですが、このコンセプトはどのようにして決まったんですか?

後藤真希:少しでも多くの人に曲を感じて楽しんでもらえればな…という想いから、決まりました。

 1曲目の「宝石」は、王道的J-POPの雰囲気をまといながら、エレクトロ的要素を取り入れたサウンドとの絡みが新しい印象を与える楽曲ですが、歌う上では、特にどんなところを意識しましたか?

後藤真希:すーっとしてキレイなイメージではじまるけど、サビでは“やっぱりみんなとアガッていきたい!”、そんな気持ちで歌ってます。歌詞の世界観は、作詞家さんに何度もイメージを伝えて、できあがった作品なので、全体的に自分の気持ちがリンクしています。

 「EYES」は、疾走感のあるアッパー・チューンですが、この曲をカラオケで歌う時のコツを教えてください。

後藤真希:イタズラな、ちょっぴり小悪魔な自分をイメージして、おもいっきり歌っちゃってください。

 本作には、アッパー・チューンからバラードまで幅広く収録されていますが、どちらの方が歌いやすい?

後藤真希:自分に合った、ムリがないもの。なおかつ、表現したいと思える曲をつくっているので、全部、自信を持って歌っています。

 「わがまま」では、女性のかわいいわがままが歌われていますが、後藤さんは日常生活や恋愛において、わがままを言ってしまう方ですか?

後藤真希:わがままは、あまり言えないタイプです。それに、甘えるのも苦手…。わがまま、言ってみたい(笑)。

 わがままも程度によっては相手から煙たがられてしまいますが、その辺の加減を同性にアドバイスするとしたら?

後藤真希:(笑)。わがままを聞いてくれる相手をGetするのみであります!!(笑)

 「言えないけど」は、昭和歌謡曲のテイストを感じましたが、この曲を最初に聴いた時の後藤さんの感想は?

後藤真希:“なんだか懐かしい…”という感じを持ちながらも、“新しさも感じられる曲だなぁ”と思いました。歌うときには、Aメロ、Bメロは割とサラ〜ッと歌うのがコツです。サビで感情を思い切りぶつけて気持ちを表現してください。

 最後の「華詩 -hanauta-」は、後藤さんが作詞を手がけていますね。

後藤真希:目には見えない、触れられない、それでも大切な人を想う…そんな歌詞です。

 優しいサウンドが印象的なスロー・バラードですが、どんな思いを込めて歌っているんですか?

後藤真希:ひと言で言うと…“愛”ですね。

 DVDに収録されたミュージック・ビデオの見どころを教えてください。

後藤真希:「宝石」のミュージック・ビデオは、「EYES」のメイキング?! と思ったら、実は「宝石」のPV!! という感じです。普段の私もたっぷりお見せしちゃってます! 「EYES」は、私が男の人の手を引っ張ってWCへ…。“女の子がナンパしたってイイじゃない?!!”という歌詞の世界観を、そのまんま映像で表現してみました。

 白(MINI ALBUM+DVD/MINI ALBUM)と黒(ドン・キホーテ限定盤)の対照的なジャケットも印象的ですが、それぞれの衣装に対する感想は?

後藤真希:白も黒も、ファッションやメイクにこだわってつくりました。特に黒の衣装は、デザインがインパクトあって、楽しめました。

 今作をリスナーには、どのように受け止めてもらいたいですか?

後藤真希:ここからが再スタートなので、アルバムで言う“1ページ目”という気持ちで、聴いてほしいです。本当に大切に、大切につくった作品なので、1曲でも気に入った曲があれば、ぜひ、歌ってくださいね!!


INTERVIEW:Shinji Takemura


02_AVCD-38120B_130
●MINI ALBUM+DVD
07.28 On Sale
『ONE』
後藤真希
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¥2,625(tax in)

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●MINI ALBUM
07.28 On Sale
『ONE』
後藤真希
AVCD-38121
¥1,890(tax in)

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●ドン・キホーテ限定盤(ALBUM+DVD)
07.28 On Sale
『ONE』
後藤真希
AVCD-38146/B
¥1,890(tax in)

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http://www.beatfreak.jp/interview/15110/feed/ 13
倖田來未 http://www.beatfreak.jp/interview/14362/ http://www.beatfreak.jp/interview/14362/#comments Fri, 09 Jul 2010 07:24:24 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=14362 「Gossip Candy」が、今年も7月7日にリリース!! 彼女らしいヒップホップ/R&Bナンバー「Lollipop」を筆頭に、キーちがいで異なる世界観を表現する「Inside Fishbowl」,「Outside Fishbowl」女の子バラード「For you」, そしてあのCMの「Got to be real」と、本当に豪華!!]]> 01_KodaKumi_610350

夏の恒例、倖田來未の4曲入りシングル「Gossip Candy」が、今年も7月7日にリリース!! 彼女らしいヒップホップ/R&Bナンバー「Lollipop」を筆頭に、キーちがいで異なる世界観を表現する「Inside Fishbowl」,「Outside Fishbowl」女の子バラード「For you」, そしてあのCMの「Got to be real」と、本当に豪華!!


 毎年、“夏のお約束”としてリリースされる“倖田來未の豪華4曲入りシングル”。楽しみにしているファンがとても多い作品なだけに、倖田さんにとっても力が入る作品だと思います。制作するにあたって「こういう作品にしたい」という想いはありましたか?

倖田來未:夏のシングルはとにかく盛りだくさん! にしたいと思ってるんですね。「Got To Be Real」も4月からのツアーでも歌ってるので、早く発売してほしい! っていう声も頂いていたので、攻めの1枚にしたいとは思っていました。あとは、ミュージック・ビデオをたくさん撮影してる夏のシングルなので。だからダンス・ナンバーが必然的に多くなったのかもしれません。

 Fishbowl(金魚鉢)を“ひとつの世界”になぞらえて「Inside Fishbowl」では限られた世界の中で自由に泳ぐ女の子の姿を高いキーで歌い上げ、「Outside Fishbowl」では自由を求めてそこから抜け出そうとする女の子の姿を低音のキーでハスキーに歌いあげている……歌声のキーと歌詞を変えることで、ひとつの楽曲をまったくちがう色に染め上げる、という斬新なアプローチには正直驚きました!!

倖田來未:ありがとうございます。この2曲はヴォーカリストとしての“新しい挑戦”であり、同時に、自分がいつも感じているメッセージが歌詞に集約されてもいるんですよ。それは“人生は自分次第”というメッセージ。この2曲にはまったくちがうタイプの女の子が描かれているんですけど。2人の生き方は“どちらかがまちがい”ではなく、ふたつとも“正解”なんですよね。人生には様々な選択肢が用意されている……誰かに合わせて選ぶのではなく、自分に合った生き方を選んでいいんだよ。そんな思いが込められているんです。

 今作には、他にも、男の挑発を跳ね返すタフな女性を描いた「Lollipop」、恋する女の子のかわいい恋心を描いた「For you」が収録されていますが。どの曲を1曲目に持ってくるか、悩んだんだとか。

倖田來未:1曲目はシングルの“顔”になる曲ですから。最初は“新しい挑戦”曲を持ってこようと考えていたんですけど。今年は1発目のシングルにロックな「Can we go back」を発表していたので。そろそろ自分の原点のR&B、ヒップホップを打ち出した曲をつくりたいなっていう気持ちもあったんですよね。その結果、完成したのが「Lollipop」なんです。1曲目は“新しい挑戦”か“原点”か? 悩んでいたときにMVがあがってきて。「Lollipop」の映像を観た瞬間“今年の夏はこれだ!”って決断したんです。

 「Lollipop」には“浮ついた男性にだまされないで”という倖田さんのメッセージが込められているそうですが、この夏、そのメッセージを届けようと思った理由は?

倖田來未:自分のまわりにも、男性を“見た目”で選んでしまい、振り回されて傷つく女の子が多いんですよ。世の中には“見た目も中身も良い男性”は確かにいるけど……それは稀だし、手に入れるのは難しい!! 特に、夏は恋の季節ですからねぇ。外見にまどわされてしまいがち。そこで、そういう男性と付き合うのなら、振り回すくらいの気持ちで行こうよ!! と(笑)。でも、本当に伝えたいのはDメロの♪真実の愛を見つけたときが人生のスタート♪という歌詞なんです。遊びの恋愛は楽しいかもしれないけど、それをいつまでも繰り返していてはいけない。“真面目な恋愛こそが人生だよ”って。その想いが男性にも女性にも伝わったらうれしいですね。

 締めくくる4曲目に収録されているのが「For you」。この曲の歌詞から強く感じる“ずっと一緒にいてね”という想いは、デビュー10周年を迎えた倖田さんからファンのみんなへのメッセージでもあるんですか?

倖田來未:その通りです!! 今まで私が歩いてこれたのは、家族やスタッフ、そしてなによりファンのみんなの応援があったから。その言葉にできない感謝の気持ちをこの曲に込めたんです。今作は、初回盤に『ペプシ・ネックス』のCMで歌った「Got to be real」をボーナストラックとして収録。はじめて“4曲”を超えて“5曲”収録したんですけど。それもまた、感謝の気持ちの表れなんです。

 倖田さんの“原点”から“新しい挑戦”まで……今作はデビューから10年の歩みを感じる、濃厚なシングルに仕上がっていますね。それと同時に、倖田さんの衰え知らずの“勢い”を強く感じました。「このアーティストは、まだまだやってくれるぞ!」というような(笑)。

倖田來未:ありがとうございます!! 実際の私も“まだまだやってやるぞ!”って気持ちです(笑)。デビュー10周年という節目に立ってる今、いくつかのサプライズを計画してもいるので。倖田來未の“これから”を楽しみにしてもらえたらうれしいですね。


INTERVIEW:Miwa Ishii


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●SINGLE+DVD
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「Gossip Candy」
倖田來未
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●SINGLE
07.07 On Sale
「Gossip Candy」
倖田來未
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¥1,260(tax in)

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倖田來未
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¥2,000(tax in)

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倖田來未 http://www.beatfreak.jp/interview/5652/ http://www.beatfreak.jp/interview/5652/#comments Fri, 19 Feb 2010 04:04:29 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=5652 『BEST〜third universe〜 & 8th AL “UNIVERSE”』は、これまでの倖田來未とこれからの倖田來未を一望できる作品に仕上がった!!]]> 01_KODAKUMI_350610


ベスト・アルバムとニュー・アルバムが合体した前代未聞の究極の2枚組!! 2月3日にリリースされた『BEST〜third universe〜 & 8th AL “UNIVERSE”』は、これまでの倖田來未とこれからの倖田來未を一望できる作品に仕上がった!!


 まず、ベスト・アルバムとオリジナル・アルバムをひとつのパッケージにまとめた2枚組のアルバムのジャケットのコンセプトからおうかがいしたいのですが。

倖田來未:この2枚には、『BEST~second session~』から約4年間の私の歴史が詰まっているんですね。あれから私がどう変わったのか? その成長をみんなに見てもらいたいという気持ちもありましたし、自分自身でその変化を見つめなおしたい気持ちもあって。だから、今作のジャケットは『BEST~second session~』と同じ場所で、同じシチュエーションで撮影することにしたんです。

 4年前は牛乳だった飲み物がシャンパンとコーヒーに変わってますね。ご自身で写真を見比べた感想を聞かせてください。

倖田來未:第一声は“老けたなぁ”ですよね(笑)。でもね、同時にこういう歳の取り方ができて良かったなとも思ったんです。ちゃんと自立はしているんだけど、かわいらしさも残せている……想像していた以上にバランスのいい大人の女性になれたのかなって。4年前の私が想像していた“27歳の倖田來未”は、もっとキツくてもっと強い感じのオラオラ系の女性だったから(笑)。

 確かに、4年前に比べると表情がグッと柔らかく女性的になっているように思えます。

倖田來未:私は、この4年の間に失敗もしたし、挫折も経験した……でも、だからこそ、人の痛みがわかるようになったり、優しい気持ちになれたり……人間としてはスゴク成長できた時間だったと思うんです。それがこのジャケットの表情に表れているのかなって。

 ベスト・アルバム『BEST〜third universe』には、’06年にリリースした「恋のつぼみ」から’08年リリースの「Stay with me」までの約3年間にリリースされたシングル曲が収録されています。

倖田來未:4年前って12週連続シングル・リリースの直後なんですね! あっという間に時間が過ぎたような気がしていたけど……実はスゴク長くて濃厚な時間が経っていたんだなって、改めて気付かされました。「恋のつぼみ」はシングルでははじめて“くぅちゃん”を出した曲なんですね。それまでは“アーティスト・倖田來未”というカラーが強かったんだけど、ここから少しずつ変化していったような気がします。こうやって並んだ曲を眺めると、「人魚姫」(32枚目のシングル「4 hot wave」収録)で、ロック・サウンドにハマって、「BUT」や「FREAKY」が生まれたり……当時の自分のマインドや変化が手に取るようにわかるのが面白くて。私は、基本的に前を向いて歩いていきたいタイプなので、過去を振り返る作業はあまりしないんですけど、改めて自分自身が歩いてきた道のりを振り返って考える、いいきっかけになったと思います。

 一方、昨年リリースした4枚のシングルを含む8枚目のオリジナル・アルバム『UNIVERSE』はどんな1枚になっていると言えばいいですか?

倖田來未:ベスト・アルバムが、“挫折知らずの怖いもの知らずでイケイケだった4年前の私”だとしたら、オリジナル・アルバムには、“痛みを知って大人になった今の私”が詰まっているなって思います。この2年間を振り返ってみて、私は、転んで怪我するのが怖くて思い切り走れてなかった、臆病な自分に気付いたんです。リード・シングル「Can We Go Back」でも歌っているように、臆病になってしまったりもしたけど、今はまた、“怪我することを恐れずに思い切り走るぞ!”という再出発の気持ちでいる。だから、オリジナル・アルバムは強めのロック・サウンドを中心に“攻め”の楽曲がそろったんだと思ってて。そんな私の変化や今の勢いをこの作品で感じてもらえたらうれしいですね。

 歌詞も前向きな姿勢のものが多いですよね。

倖田來未:特に意識したわけじゃないんですけど……きっと、自分自身を勇気づけたい、自分の背中を押したいっていう気持ちがあったんじゃないかなと思います。改めて、リリックを見てみると、やっぱり大人になった自分も感じますよね。例えば、「Physical thing」は、今の私だからこそできる“大人のエロカッコいい” を表現してるし、近くにいるのに遠いっていうジレンマを描いたラブソング「No Way」には“大人の苦み”のようなものが存在してるんじゃないかと思います。

 特に、今だからこそ書けた曲というのは?

倖田來未:「You’re So Beautiful」ですかね。この曲では、私がデビューからずっと言い続けてきたメッセージが歌詞になってて。胸の中にあった想いをちゃんと言葉にできるようになったのも、傷つく姿もガムシャラな姿も“美しい”と言えるようになったのも……沢山の涙を流し傷ついてきた“今”だからこそ。4年前の私には書けなかったんじゃないかなと思います。

 タイトルを『UNIVERSE』にしたのは?

倖田來未:イメージ的には『銀河鉄道999』なんですよ(笑)。線路のないこの道はどこに向かっているんだろう? 宇宙に延びるその行き先は無限大に広がっていくし、どこにたどりつくのかは自分自身にもわからない。それを私自身も楽しみにしたいし、みんなにも楽しんでもらえたらうれしいですね。


INTERVIEW:Atsuo Nagahori


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★ALBUM2枚組+DVD
02.03 On Sale
『BEST〜third universe〜 & 8th AL “UNIVERSE”』
倖田來未
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¥4,300(tax in)

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『BEST〜third universe〜 & 8th AL “UNIVERSE”』
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『BEST〜third universe〜 & 8th AL “UNIVERSE”』
倖田來未
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¥2,800(tax in)

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倖田來未 http://www.beatfreak.jp/interview/2728/ http://www.beatfreak.jp/interview/2728/#comments Fri, 15 Jan 2010 03:19:37 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=2728 「Can We Go Back」が1月20日に登場。この曲に出会って、新たなスタートをきれたと語る倖田來未のインタビューをお届け!!]]> 01-01 KODA KUMI


デビュー10周年となる今年、新たな倖田來未を予感させるニュー・シングル「Can We Go Back」が1月20日に登場。この曲に出会って、新たなスタートをきれたと語る倖田來未のインタビューをお届け!!


デビュー10周年目となる’10年の第1弾プロダクツとして、46枚目のシングル「Can We Go Back」がリリースされますが、ご自身ではどんな位置づけのシングルだと考えてますか?

倖田來未:今の私は“第4期”のスタート地点にいるんじゃないかって思ってるんですね。第1期は16枚目のシングル「Butterfly」(’05年6月)までの“冬の時期”。それまでもいくつかのヒット曲には恵まれていたんですけど、本当に手ごたえを実感することができた作品は、私にとっては「Butterfly」なんです。第2期は「anytime」(’08年1月)までの“怖いもの知らずのイケイケ時期”。第3期は「MOON」(‘08年6月)から最近までの“自分自身と向き合う時期”。自分の失言で多くの人を傷つけ、そこではじめて、自分の言葉の影響力であったり、挫折であったり…それまではちゃんと考えることができなかったことに気付くことができた、大人の第一歩を踏み出した時期。でも、それがゆえに臆病になってしまった時期でもあるんですよね。そして、「Can We Go Back」から、今から新たに走り出そうとしている第4期なんです。

昨年は第3期の終わりだったんですね。

倖田來未:そうですね。ここ2年間というのは、あんまりいい思い出がなくて。私はこの2年間、何をやってたんだろうっていう自分自身に対する腹立たしさを感じてたんですね。’09年は特に、10周年に向けて土台をつくる年にするはずだったのに、自分の中で思っていたほどドカンと戻れなかった。“私は一体、何をやってるんだろう”って強く感じていたときに、「Can We Go Back」という曲に出会ったんです。

とても攻撃的なロック・チューンになってますが、歌詞にはどんな気持ちを込めたんですか?

倖田來未:デビュー10周年をスタートした“今”の私の気持ちが明確に表れている楽曲になったなって思っていて。臆病になっている自分や、負けるコトに慣れてしまっている自分を、奮い立たせるように書いたんですね。自分の弱さをこんなに赤裸々につづったのも、♪今戻るButteflies♪なんて過去を彷彿させるフレーズを書いたのもはじめてで。

レコード大賞も受賞した「Butterfly」の頃に持っていて、今は失ってしまったものというのは?

倖田來未:やっぱり、勢いなのかなって思いますね。何をしても良いように言っていただきましたし、失敗も全部良い方向に転んでたような気がしてて。

でも、’08年10月にリリースした41枚目のシングル「TABOO」も攻めてはいましたよね。どんなタブーも打ち破っていくという姿勢も見えてました。

倖田來未:攻めてはいるし、みなさんからも「カッコいい」っていう声をたくさんいただいたんですけど、今、振り返ってみると、振り切れてない部分があったんじゃないかって思うんです。おそらく、いろいろ気をつかいながら制作してしまってたんじゃなかと思うんですね。私は失敗もしたし、挫折も経験して。そんな経験から、臆病になってしまったりもしたんですけど、だからこそ、人の痛みがわかるようになったり、優しい気持ちになれたり…人間としてはスゴク成長できた時間だったと思うんです。振り返ることで、改めて“無駄なことはひとつもない”って痛感したし、これからも恐れずに走り続けようって思えたというか。

それが、♪もっとsimple & crazyにchange♪という前向きなフレーズにつながっていくんですね。

倖田來未:そうですね。周りからクレイジーに見えても、私にとって明確かつシンプルな自分でありたいっていう気持ちを込めていて。聴いてくれる人たちに対しても、決して周りの評価を気にせずに、一緒に壁を乗り越えていこうっていうメッセージが伝わるといいなと思いますね。

PVはジャンヌ・ダルクをテーマにつくられたそうですね。

倖田來未:そうなんですよ。時には傷つきながらも仲間と一緒に闘いに出るジャンヌ・ダルクの姿が、“アーティスト・倖田來未”のイメージと重なるなと思って。スタッフ、友達、家族、そして、待っていてくれているファンのみんな……仲間っていうのは、私の周りにいる大切な人たちのことで。“倖田來未”という看板をひとりで抱えるのは大変だけど、私にはそれを支えてくれるたくさんの仲間がいるんですよ。私も何かをあきらめそうになったり、負けそうになったりすることがあるんですけど、それでも、投げ出さないで続けてこれたのは、仲間がいたからだと思っているんです。

また、すでに倖田さん出演のCMソングとしてオンエア中のカップリング「Good☆day」は、一転してポップでチャーミングな楽曲になってますね。

倖田來未:3年くらい前から、じっくり温めつつ、ずっとリリースのタイミングを見計らっていた曲なんです。今回、“そごう・西武「冬市」”のCMソングのお話をいただいたときに、真っ先にこの曲が浮かんで。3年越しにやっと日の目をみたんですけど、歌詞には、“大好きな人のもとへ今すぐにでも飛んでいきたい!”っていう恋心をつづっていて。この曲を聴いた人が、オシャレがしたくなったり、買い物に行きたくなったり。少しでもワクワクした気持ちになってもらえたらうれしいですね。


INTERVIEW:Atsuo Nagahori


02 RZCD-46454B
●SINGLE+DVD
01.20 On Sale
「Can We Go Back」
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¥1,890(tax in)

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