beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 » レポート http://www.beatfreak.jp beat freak|エイベックスの無料音楽情報「ビートフリーク」 Fri, 15 Jul 2011 08:00:47 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 ギルガメッシュ『NEW ALBUM RELEASE PREMIUM ONEMAN SHOW 2010』@新木場STUDIO COAST 2010.01.31 http://www.beatfreak.jp/newsevent/5672/ http://www.beatfreak.jp/newsevent/5672/#comments Thu, 18 Feb 2010 11:48:12 +0000 webmaster http://www.beatfreak.jp/?p=5672 01_syugou

 開演10分前。客席1階は物販のツアーTシャツやタオルを身にまとい(ちなみに、オフィシャル・サイトではムービーでメンバーがグッズの紹介をしており、その和気あいあいとしたやり取りが微笑ましい)、メンバーの登場を心待ちにした多くの観客で埋め尽くされていた。

 そして定時。会場が暗くなる。映し出される“now(intro)”の英文と声。メンバーの登場に会場が揺れた。歓声と完璧過ぎるほどの一体感に包まれた会場。わずかな音も取りこぼさぬよう、全身で感じようとばかりにファンの全員が腕を高く掲げていた。

 冒頭のMCではギルガメッシュがこの日の会場、「新木場STUDIO COAST」のステージに立つのは今回が3回目だという話に。1回目はあるイベントに出演した際、サブ・ステージに。同じイベントの2回目に出演した際には前回より広い屋外ステージ。そして、“次回はメイン・ステージに立ちたい!”と意気込んでいたにもかかわらず、そのイベントは終了。なのでこの日が念願のメイン・ステージ、そしてワンマン・ライヴとのこと。

 ヴォーカル・左迅が客席をあおるとそれ以上の歓声や合いの手が返る「CRAZY-FLAG」。理不尽な社会への問いかけをデス・ヴォイスとクリア・ヴォイスの絶妙な使いわけで歌い上げ、さらに色を濃くするようにギターがうねり、ベースが深みを与える。Яyoのドラムが鋭くそれらを照らし、光の先へ導く。

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 「Dance Rock Night」のダンスホールのアニメーションや会場上部に輝くミラーボール、客席に散らばるツアー・グッズの光る指輪もまた鮮やかでストレートなギルガメッシュの世界を示していた。

 その後続いた「nobody」、「I think I can fly」、「睡蓮」もまたギルガメッシュの繊細で揺るぎない言葉と世界観を象徴している。繊細な旋律をギターが奏でると、先ほどの疾走感は静まる。モノクロで無情に駆け抜けていく風景映像が印象深い「nobody」。蒼いメタリックな照明効果の中、無機質な世界を切なく力強く歌い上げる「I think I can fly」。そして、一変して鮮やかさを増した華や蝶のステンドグラスのような映像の中を、弐の流れるようなギターの指裁きがこの“睡蓮”の持つ鮮やかさに磨きをかけていた。

 2度目のMCはリーダーの愁。オフィシャル・サイトのライヴ・グッズ紹介ムービー同様、巧みな話術で会場をひきつける。「みんなを後ろから押すんじゃなくて、引っ張っていけるようになりたい!」と、真面目なメッセージを伝えたと思いきや、「13歳から80歳くらいまでいるんでしょ? 男!(イエーイ!)、男!(イエーイ!)女!(イエーイ!)80代!(イエーイ!)ちょっと!! 嘘ついたら俺だって怒るよ?」と笑いを誘う場面も。

 「DIRTY STORY」でまた疾走感にあふれた力強いギルガメッシュのサウンドがとどろく。ライヴ開始から冷めることのない盛り上がりの中、ラストの「arrow」ではギルガメッシュのロゴが印字された銀テープが噴出。大きな歓声に包まれた。会場全体が夜景のように輝き、ギルガメッシュのステージを彩っていた。

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 アンコールに突入するとまるでたった今からギルガメッシュのライヴが開始されたかのような盛り上がりに驚かされる。手拍子やヘドバン、デスボの呼応、会場をひきつける左迅の艶やか歌声も印象的だった。ダブル・アンコールでは、冒頭、恒例の全員MC。MCが苦手というЯyoは愁にフォローされながら一問一答。朝は焼うどんを食べたとか。また今回のアルバム『NOW』の制作は、エンジニアなどは入れず、すべてメンバーのみで取り組んだ作品だという。弐はたびたび見せるコミカルなポーズや動きで会場を沸かせながらもLED画面の前に陣取り、No1.ポーズで話しはじめた…と思ったら、その場所ではマイク電波が届かず声が途切れ途切れに。愁に促され結局元の位置に戻り、この「新木場STUDIO COAST」に立てる喜びを語った。

 「evolution」、「shining」と曲に入り観客の歓声や輝かしいゴールドの照明が映える中、弐が腹筋をしはじめ会場を沸かせる一幕も。そして今回のライヴの最後を締めくくったのは「crying rain」。♪二度と振り返らない♪とつぶやいて、歌い上げる左迅の歌声が切なく会場に響き渡る。空を仰ぎ、眼を閉じ、光を浴びる姿は、ここからの新たなスタートを決意しているようだった。

 「皆が誇れるようなバンドになりたい」、「今を変えられるように」、「みんなを後ろから押すんじゃなくて、引っ張っていけるように」と話していたメンバー。2月21日から始まる『TOUR 2010 This is“NOW”』でも、さらなる成長と魅力を体感させてくれるはずだ。

PHOTOGRAPHY:平沼久奈
TEXT:Mione

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【セットリスト】
now(intro)
01 bit crash
02 NO MUSIC NO REASON
03 BEAST
04 GAME
05 NITRO’09
06 ALIVE
07 CRAZY-FLAG
08 Dance Rock Night
09 BORDER
10 nobody
11 I think I can fly
12 睡蓮
13 DIRTY STORY
14 smash!!
15 Break Down
16 driving time
17 arrow
アンコール1
18 GOKU
19 お前に捧げる醜い声
アンコール2
20 evolution
21 shining
22 crying rain

 
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