伴 都美子：ありがとうございます。今までのDo Asには、ありそうでなかったタイプの曲ですよね。今回、アニメ『犬夜叉 完結編』のオープニングテーマとしての楽曲依頼があって、犬夜叉スタッフさんからのリクエストが“勢いのある曲”だったんです。それで、いくつかのデモの中から、この曲がピッタリだな、と。

大渡 亮：サウンド的には、ちょっとヘヴィメタルっぽい雰囲気もあって、ホントにDo Asとしては新境地ですよね。でも、伴ちゃんのヴォーカルがのると、「やっぱDo Asじゃん!」って、なるんですよ。この曲も、オケの段階から伴ちゃんの歌う絵がハッキリと見えたので、いけるな、と思ったんです。

伴 都美子：“最速!”と言いつつも、ヴォーカル的には案外のびのびと歌わせてもらっているんですよ（笑）。メッセージ的にも、大切な人との絆を感じさせる歌なので、ポジティヴな気持ちで歌っています。

伴 都美子：作品のイメージをリンクさせるための、ちょっとしたトリックみたいな感じですね。実は今回、「君がいない未来～Do As×犬夜叉 SPECIAL SINGLE～」ということで、過去にDo Asと犬夜叉がコラボした楽曲や映像を、1枚にパッケージしてあるんです。

伴 都美子：アニメをきっかけに私たちのファンになったと言ってくださる方も多いですし、海外にも名前が知られるきっかけになった作品ですから、こういう形でリリースできることが、皆さんへの恩返し的な感じがしますね。

伴 都美子：楽曲の持つスピード感を映像でも出したいな、ということで制作されたPVなんですけど、想像を絶するハードな撮影になりました…。

大渡 亮：ちょっと、生命の危険を感じたよね。

伴 都美子：それはさすがにオーヴァーだけど（笑）、寒さと緊張でふるえましたね。細〜い鉄骨の上に立ってるんですけど、風で鉄骨がグラグラ揺れるんですよ。

大渡 亮：僕と伴ちゃんの周りを、カメラが軌道に沿ってグルングルン回っていくんですけど、それがまたスゴイ勢いで怖かった（笑）。でもその甲斐あって、かなりカッコいい映像に仕上げていただきました!

伴 都美子：去年の11月、日本武道館で一夜限りの10周年記念ライヴを開催したとき、本当に全国からファンの皆さんが集まってくださって。今度は私たちが全国へ会いにいかなきゃね、ってことになったんです。

伴 都美子：すごく楽しかったですね。懐かしい曲を披露したり、はじめてシングル・メドレーを歌ったりと、スペシャルな感じがして。

大渡 亮：ステージの後ろに半円形の大型スクリーンを設置してたんですけど、どうやら日本では最大級クラスだったらしいんです。残念ながら、常に客席を向いていた僕らは、その迫力を感じることができなかったんですが…。

伴 都美子：（笑）。でも武道館全体が、はかり知れない迫力というか、気迫に包み込まれていましたね。不思議な温かさもあって、あの特別な“気”は、武道館じゃないと体験できないものだなぁと、しみじみ感じました。

大渡 亮：武道館で充電したエネルギーで、5月からのツアーもパワフルなものにしていきたいですね。

伴 都美子：「君がいない未来」のスピード感に負けないぐらい、’10年は全速力で突っ走っていきたいと思います!