The ROOTLESS

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L to R:内藤デュラン晴久、井原拓也、野畑慎、大坪祐介

結成からわずか1年半の間に2度の全国ツアーを行なうなど、すでにその実力に折り紙付きのロック・バンドThe ROOTLESS(ルートレス)が、ついにメジャー・デビュー! 10月20日にリリースされるシングル「One day」は、国民的人気アニメ『ONE PIECE』の主題歌に!!


 The ROOTLESS結成のいきさつを教えてください。

野畑慎:最初、僕はひとりでストリートを中心に活動していたんですけど、メンバーそれぞれが同じ思いを持って、同じベクトルに向かってステージに立つようなバンドを結成したいなと思って。それで知り合いを通じて紹介してもらったのが、今のメンバーです。デュランのギターの音は、熱い僕好みの音だったし、チョーキングの鳴きもツボにハマっていて、一目惚れしましたね。大坪と井原も、すごく安定感のある2人だし、このメンバーなら“いける!”って思いました。

内藤デュラン晴久:慎さんと最初に会った時、すごく若い人だなと思ったんだけど、意外に歳がいっててビックリしました(笑)。スタジオに入って、結構長い時間歌っていたんですけど、全然のどが落ちないし、高音も出るから、すごくのどの強いヴォーカルだなって。

 井原さんと大坪さんは、専門学校時代の同級生とのことですが。

大坪祐介:そうです。その頃も一緒のバンドでやっていたことがあって。でも、The ROOTLESSで一緒にやることになったのは、本当にたまたまなんですよ。

井原拓也:俺も最初はビックリしましたからね。“わ。また、おる”みたいな(笑)。

大坪祐介:いたら悪いんかい(笑)。

野畑慎:僕は、そのことを最初知らなくて。初対面のはずなのに、やけに親しげだったから不思議に思っていたんです。

 リズム隊として土台を支え合うパートナーですが、昔から知っているだけにやりやすい?

井原拓也:それはありますね。クセもある程度わかっているんで、安心感があるし、音楽面以外でも、最初の頃はお互いのことを何もなにもわからない中で、知った顔がいるっていうのはすごく心強かったし。

 作詞作曲に関しては、誰が主に担当っていうのはあるんですか?

野畑慎:デビュー・シングルに関しては、全部作詞が僕で、作曲がデュランっていう組み合わせなんですけど、これはたまたまで。全員、歌詞も曲も書きますね。

 みなさんがそれぞれ楽曲をつくる際に大事にしていることは?

野畑慎:僕は、やっぱり歌詞です。まだまだ課題がたくさんあるんですけど、今はとにかくわかりやすいっていうことを前提に、僕の目線での言葉を入れて個性を出しつつ、聴く人の心に届くような歌詞を書くことを心掛けています。

井原拓也:僕は聴いていて歌詞の内容がスッと入ってくるようなサウンドづくりっていうのを意識しています。そういうのがポップさにつながってくると思うので。

大坪祐介:今までは基本的に歌詞を書くことが多かったんですけど、最近は曲づくりも勉強していて。まだ右も左もわからない状態なんで、今はとりあえず知識をどんどん取り入れているところです。

内藤デュラン晴久:今までいろんなバンドでやってきたんですけど、そのバンドごとにカラーを出してきていて。The ROOTLESSでは、ポップさっていうのを重視しています。今までポップなものはあまりやってこなかったので、チャレンジ的な部分もあるんですけど、やりがいがありますね。最初の頃は、やり慣れていないんで、バックがあまりうるさ過ぎるとズレちゃうかなとか気にして、その辺のバランスを難しく感じることもあったんですけど、最近は気にしなくなりました(笑)。あんまり気にし過ぎて、変にまとまっちゃうよりは、その方が面白いかなって。

 メジャー・デビューにあたっての意気込みは?

内藤デュラン晴久:メジャー・デビューってバンドをやっている人にとって、夢のひとつだと思うし、もちろんそれは僕の中にもあって、すごくうれしいんですけど、その後が大事だなと思っていて。

井原拓也:特に今作は『ONE PIECE』っていう人気アニメとのタイアップをいただいていて、それがすごく大きいと思うんですよ。聴いている人も“この人たち誰?”って思うだろうし。そういう意味で、これからっていうのがすごく大事なので、どうするかっていうのはすごく考えますね。

 そのあたりでプレッシャーは感じていますか?

野畑慎:プレッシャーがあるのはまちがいないです。でも、そのプレッシャーをバネにして、スタートラインでものすごいアドヴァンテージをもらっているので、そこをキッチリと活かして“僕らの楽曲はこれだ!”って言える作品を一致団結してつくっていきたいです。

 歌詞は『ONE PIECE』のイメージから書いたんですか?

野畑慎:そうですね。『ONE PIECE』の世界観っていうのはすごく大事にしました。ただ、それだけじゃなくて、僕たちの思いや夢に対する姿勢っていうのも重ね合わせて。僕が個人的にルフィを好きっていうもあるんですけど、今のアニメのシリーズはすごくシリアスなので、ルフィの心情を大事にしつつ、“大切なもの”と夢を重ね合わせて書きました。

 サウンド面で重視したポイントは?

内藤デュラン晴久:この曲は“大切なものを守りたい”っていうことをテーマに書いていて、大切なものを守りたいっていう強さと、大切なものを失う怖さっていう切なさ。その2つの部分を出すように意識して、強い部分は思い切りひずませたり、切ない部分はアルペジオにしたり、いろいろ工夫しました。

大坪祐介:デュランが、ルフィが力強く歩く姿をイメージして書いたっていうのを聞いて、その力強さを表すために、どっしり構えて前に進む感じっていうのをイメージしながら叩きました。

井原拓也:僕はそういうところも含め、あとはシンプルにっていうのを意識しました。歌詞の内容を聴く人に伝えるためにはどうすべきかっていうのを僕なりに考えて、出た答えが“シンプル”だったので。そういう気持ちで弾きました。

 「リアル」は、どんなところから生まれた曲なんですか?

内藤デュラン晴久:“ロックらしいロックがないな、このバンド”って思ったのがきっかけで(笑)。それはマズいと思ってつくったのが、この曲です。“ライヴ”をイメージして書いたんですけど、僕的にはこういう曲が得意なんで、割とすぐにできました。

 歌詞はどんなところから?

野畑慎:僕ももうあと2年で30歳ということもあって、主人公の30歳というところにスポットを当てたんですけど(笑)。これは夢追い人の話で、踏んだりけったりのさんざんな目に遭う主人公のイメージが自然に出てきたので、それを土台にして書いていきました。

 「さよならの前に」は切なさを感じさせる楽曲ですが、これは実体験がもとになっているんですか?

内藤デュラン晴久:これは僕の体験がもとです。慎さんが歌詞を書いている時に僕の体験を話して。

野畑慎:デュランからその話を聞いて、“これは絶対に活かさなきゃ!”と思って(笑)。最初は大学生の恋愛みたいな感じで書いていたんですけど、デュランの話を聞いて、ちょっとウブな感じというか。中学生とか、思春期くらいの恋愛って、お互い好き同士ってわかっていても、言えないことってあると思うんですよ。その歯がゆさとか、胸のモヤモヤしたことを歌詞にしています。

 サウンドはいつ頃制作したんですか?

内藤デュラン晴久:去年のツアー中ですね。最初から“ポップな曲をつくろう!”と思って書いていて、僕の中では今までで一番ポップかもしれないです。ただ、やっぱり気恥ずかしさみたいなところもあって。“このコード進行使うのは、はじめてだ”とか思いながら(笑)。でも、ポップスを聴くのは好きなんですよ。槇原敬之さんとかよく聴きますし。だから、書いていて楽しかったですね。

 最後にみなさんが目指すバンドの理想像を教えてください。

大坪祐介:メンバーそれぞれが引き立つバンドですね。歌を中心にして、それを聴いたらひとりひとりの顔が思い浮かぶような。それぞれの個性をしっかりと出して、バンドっていう形になっていきたいです。

井原拓也:あとは自分たちが、憧れられるようになれたらなっていう思いがあって。たとえば、今からバンドをはじめようっていう人たちが、僕らの曲をコピーしたりとか。そういうのが理想ですね。

野畑慎:それと僕らはライヴ・バンドなので、ライヴを見てもらいたいっていうのが一番にあるんです。だから、「One day」を聴いて、ぜひライヴに足を運んでもらえたらと思います。よろしくお願いします。


INTERVIEW:Shinji Takemura


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